雲に鳴く。

趣味の小説書き、雲鳴遊乃実のブログです。個人サークル『鳴草庵』

2016-01-01から1年間の記事一覧

2016年の執筆状況を総括する

一昨日、昨日と読書遍歴を総括して参りました。受け身としてのまとめですね。 今回は創作活動の遍歴を見ていきたいです。

2016年の読書遍歴を総括する(後半)&今年のお薦め10冊

それでは後半行ってみましょう。

2016年の読書遍歴を総括する(前半)

毎年この時期になると総括記事を書きたくなるものです。 いつもは読んだ本をまとめて羅列して、いくつかお薦めの本をピックアップする、という形式でしたが、だんだんしんどくなってきました。 そもそも羅列することにどんな意味があるのか考えて、それより…

BOOKOFFに1970年代の本を探しに行って懲りた話。

『いつか王子駅で』(堀江敏幸/新潮文庫・2006年発行)を読了した。 ※この記事の発行日は文庫本のそれです。

【文フリ感想文】多様な文藝に触れながら――『棕櫚 第5号』(マルカフェ文藝部)

何度か足を運んでおります、マルカフェ文藝部。 マルカフェっていうのは、東急池上線御嶽山駅からほど近いところにある「大人のための週末カフェ」。時間に余裕があればまた行きたい、なんて思いつつ結局僕はまだ一度しか行ったことがない。それなのにどうや…

【感想文】命を賭して戦うということ――『聖の青春』(映画)

なんとなくまだ胸の内がざわついていた。不調というか、不安定というか、このまま仕事の日を迎えるのも憂鬱。気を落ち着けようと東京へ向かった。 目的は往路で考えた。 電車に揺られながら映画を調べて、『この世界の片隅に』と『聖の青春』で迷って、結局…

夜だから独り言。

僕が中学生の頃、親からゲーム禁止令を言い渡された。ゲームの購入もプレイも禁止。当時持っていたニンテンドー64やゲームキューブ、プレイステーションのソフトは全て親戚に預けられ、帰ってくることはなかった。携帯ゲーム機は何故か家に置いてあった。だ…

【文フリ感想文】清楚さの裏側に見られ、見つめられる――『スロウレイン』(青樹凜音/月と缶チューハイ)

最初に読み終わった作品の方がTwitterをしていないみたいでしたので、いつものようにTwitterに垂れ流すばかりでなくブログにでも書き置きしておこうと思い立ってみました。 「月と缶チューハイ」というサークルで頒布されていた、青樹凜音さんの『スロウレイ…

【感想文】怖さと可笑しさのうらおもて――『夜行』(森見登美彦)

「どうして夜行なんだろう」 私が呟くと、画廊主は微笑んで首を傾げた。 「夜行列車の夜行か、あるいは百鬼夜行の夜行かもしれません」 十年前の鞍馬の火祭、英会話スクールの仲間の一人が失踪した。何一つ手がかりは残されておらず、虚空に吸い込まれたかの…

【感想文】正しいからこそ怖ろしい――『空白の叫び(上)』(貫井徳郎)

久しぶりの貫井徳郎は、奇抜な構成を排した重厚なクライムノベルでした。 まだ上巻しか借りていない状態で感想を書くのは、結論がわからないために不安もあるが、それでも今のところ感じたことを書き置きしておこうと思います。 時代は二〇〇〇年の少年法改…

【感想文】多数派に飲み込まれないように――『僕は、そして僕たちはどう生きるか』(梨木香歩)

ノボちゃんは、僕の年頃ってのは、いろんなことを考える力を持ち始め、かつ先入観や偏見少なく(なしに、とは言わなかったな、うん)「考える」ことに取り組み始める貴重な時期で、人生に二度と巡ってきやしない。そういう時期に考えたこと、感じたことをき…

読書遍歴を思い起こす(2)

2014年。社会人1年目。本格的に読書を始めようと思っていた僕は、偶然にも敷地内に図書館のある部署に配属されました。これ幸いと人生初の図書館通いを始め、司書さんにもいろいろと相談しながら本を探すようになりました。

読書遍歴を思い起こす(1)

本棚の整理整頓をしてました。 出版社別>名前の順に並び替えるという、それなりの作業です。一度漫画で試したところ大変見やすくなり、見た目にも面白くなったので、今回は自室で一番蔵書の多い文庫本用書架を整理しました。 昔は小説といったら文庫本で買…

近況報告(2016年10月)

ブログに手を加えたついでに近況報告をします。

働かない人たちを掻き集め、世界の終わりに備えよう――『我もまたアルカディアにあり』感想文

アルカディアマンション。 どんなに胡散臭かろうと、ここには唯一無二の特権がある。 働かなくても生きていけるという特権が。 (『我もまたアルカディアにあり』 1 より) だいたいタイトルどおりの話である。

【個人的記録】第四回テキレボ戦利品、実績、および感想

私的内容です。

第四回テキストレボリューションズ

第四回テキストレボリューションズに出店します。 僕のサークル『鳴草庵』はミニブースの19番。ミニー19 です。

(即興)「頂上にて」 (テーマ「目指す」 一時間)

以下、即興小説です。

有頂天家族(森見登美彦)

有頂天家族 (幻冬舎文庫) 作者: 森見登美彦 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2010/08/05 メディア: 文庫 購入: 14人 クリック: 516回 この商品を含むブログ (132件) を見る 忘れないうちに書いておく。

君の名は。(新海誠)※若干のネタバレあり

最初に言っておくとべた褒めします。気になる方はご注意ください。

風の海 迷宮の岸 (小野不由美)

風の海 迷宮の岸〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) 作者: 小野不由美,山田章博 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1993/03/20 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 16回 この商品を含むブログ (69件) を見る 風の海 迷宮の岸(下) 十二国記 (講談…

ブラックライダー(東山彰良)

ブラックライダー(上) (新潮文庫) 作者: 東山彰良 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2015/10/28 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る ブラックライダー(下) (新潮文庫) 作者: 東山彰良 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2015/10/28 メディア: …

2016.7.26

一昨日、天井と床とを突っ張って支えるタイプの本棚を買った。棚板を2つ買ったが、付属のと1つを合わせたらいっぱいになってしまった。サイズは文庫に合わせてあり、九段ある。手持ちの文庫本を全部詰め込もうとしたが足らず、やむなく日本人作家のみを詰…

何か書く。

よく眠れないので何かを書こう。 小説を書き始める前の僕には何もなかった。何かを目標に立てて行動するという概念すらおよそ理解できていなかったように思う。 小学校から中学校くらいの話か。学校の授業、といっても先生が出す問題、宿題をこなしていれば…

名刺代わりのアーカイブ

『小説家になろう』の僕のページにて、今までにネット上に書いた一般小説を予約投稿の形で載せました。 http://mypage.syosetu.com/817650/ 名刺代わりになるといいな。 次の火曜日から順次公開されていきます。 話数だけでみるとだいたい65くらいありました…

【ブーン系小説感想文】にゃー

ネタバレ感想です。

文学フリマ現地レポ

第二十二回文学フリマ東京の会場より、簡単に現場レポをしてみますね。 ・賑わっている! 今まで会場が一階と二階に分かれていましたが、今回は第一展示場の一部屋に全ブースが収まっている。だからか、全体としての賑わいが耳に入ってきていつもよりも活気…

第22回文学フリマ東京チェックリスト

いよいよ第22回文学フリマの開催が迫ってきましたね。 僕がチェックを入れたサークルをご紹介します。数がとても多くなってしまったので、全てのサークルを見て回れる保証はありません。 ごく簡単にその理由を添えてあります。

(ブーン系小説)『時をかける俺以外』あとがき

スレに書き込むのもこっぱずかしいので個人ブログでちまちま書きます。 なお、『時をかける俺以外』はブーン系小説です。ブーン系小説をご存じないと読みにくいと思いますのでご了承ください。

近況報告(28.4)

近況報告、といっても果たしてどれくらい遡れば良いのでしょうね。だらだらと書いてみます。