雲に鳴く。

趣味の小説書き、雲鳴遊乃実のブログです。個人サークル『鳴草庵』

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

まほろ駅前番外地

まほろ駅前番外地 著者 : 三浦しをん 文藝春秋 発売日 : 2009-10 ブクログでレビューを見る» 『まほろ駅前多田便利軒』を読んだのがもう一年半くらい前だったと思います。主人公二人がそれぞれ過去に縛られながら、互いの距離感をはかりつつ、種々雑多な事件…

第三回綾月ラジオ

今のうちに宣伝しておかないと意味なくなってしまう! 1月23日(土)20時より、ツイキャスにて綾月ラジオが配信されます。私もメンバーとして参加しますよ。 【告知】 第三回綾月ラヂオの日程が決定しました! 1/23(土)、いつも通り20時ごろから配信予定です…

雪と近況

雪 昨日は朝から大雪が降りましたね。降ることは知っていたので朝の六時から私鉄に乗り込んでいたのですが、時すでに遅く、雪のせいで出発の見通しが立たず、線路上に倒木があったとの話を駅員さんから伺って、上司に事情を説明してすごすごと家路を帰りまし…

『紫苑物語』(石川淳)

紫苑物語 (講談社文芸文庫) 著者 : 石川淳 講談社 発売日 : 1989-05-05 ブクログでレビューを見る» 先日『紫苑物語』の終わりの一節を読んで、あまりの美しさに衝撃を受けてすぐに本を買い求めました。表題作に加えて、『八幡縁起』及び『修羅』の収録となっ…

シリーズについて

今日の昼間に新潮社の『三国志』(吉川英治)の第一巻を読み終えました。 三国志(一) 桃園の巻 (新潮文庫) 著者 : 吉川英治 新潮社 発売日 : 2013-01-28 ブクログでレビューを見る» 本と言えば一冊きりか、上下巻で終わる物を好んで読んできたですが、自分も…

写経について

twitterのフォロワーさんに感化されてすっかり毎日写経をしています。 一日一回、適当に選んだ小説の一場面を書く。分量は原稿用紙3枚分。一般的な文庫サイズだとだいたい二ページ少しってところです。 僕は手書きで写経しており、書き上がるまでに四十分か…

『小僧の神様・城の崎にて』

小僧の神様・城の崎にて (新潮文庫) 著者 : 志賀直哉 新潮社 発売日 : 2005-04 ブクログでレビューを見る» 年末に借りてあったのを昨日読み終わりました。志賀直哉。うちのどこかに全集のうちの一巻があった気がする。 『城の崎にて』は高校の教科書に載って…

本日買った本と今後読みたい本

今日はamazonで注文した古本が三冊届きました。 『紫苑物語』(石川淳) 『懐中時計』(小沼丹) 『恋ごころ』(里見弴) の三冊です。 先日読了した『名文』にて紹介されていた作家のうち、きになった方々をピックアップしました。作家買いですね。といって…

お題スロット「行ってみたい国」

お題「行ってみたい国」 国か。 一応前提として、僕は高校生のときにフランスのパリへ、大学二年生のときにアメリカのペンシルバニアへ行っています。高校生のときは修学旅行、大学生のときは一ヶ月の超短期留学で、ほとんど観光でした。 こうしてみると西洋…

『悪文』

悪文―裏返し文章読本 (ちくま学芸文庫) 作者: 中村明 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2007/01 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 12回 この商品を含むブログ (15件) を見る よくよくお世話になっている中村明さんの著作であり、前回紹介した『名文』の…

練習のための1,000字小説についての備忘録

思いつきで始めた1,000字小説について書いておきます。 taskey.me きっかけ 昨年中にプロットの組み方をいろいろと学び、お話を書く前に簡単に筋書きを文字で書くようになりました。勢い込んでプロットを量産していたのです。が、いざ文章に起こしてみたら思…

お題スロット「冬の過ごし方」

お題「冬の過ごし方」 ブログチャレンジを眺めていたら、お題スロットを回せとの項目があったので、回してみました。 「冬の過ごし方」 外に出るときは手袋をします。マフラーもよくします。気が向いたら耳当てをつけます。マスクは学生の頃よくつけていたの…

『名文』

名文 (ちくま学芸文庫) 著者 : 中村明 筑摩書房 発売日 : 1993-03 ブクログでレビューを見る» 中村明の『名文』と『悪文』とセットで買いました。元々探していたのは『悪文』の方だったのですが、興味が先に立って『名文』の方を先に読むことになりました。 …

抱負

あけましておめでとうございます。雲鳴遊乃実です。 2016年がやってきちゃいましたので、去年の振り返りと今年の抱負を書き記します。 振り返り ・input celector 2 昨年の初めにまず何があったかといいますと、添嶋譲さんのところの『文芸コンピレーション …