雲に鳴く。

趣味の小説書き、雲鳴遊乃実のブログです。個人サークル『鳴草庵』

【個人的記録】第四回テキレボ戦利品、実績、および感想

私的内容です。

 

 

テキレボ戦利品

タイトル以下、plag!より引用、若干加工。

有償

【文学風ライトノベル短編集】ぼくらはここに。

D-12 (ライトノベル)
夕凪悠弥

オービタルガーデン
書籍|A5
20ページ
100円
2016/07/18(月)発行
たとえ、だれの瞳に映らなくとも。
だれに触れることができなくとも。
ぼくがぼくだということは、
ぼくがちゃんと、知っているから。

ラノベ書きがフィーリングで「文学っぽい」何かを書いてみた短編二編を収録。
ラノベテイストでお届けする、自我と存在についてのささやかな物語。

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空と地の狭間 EX6

F-16 (SF)
森村直也
HPJ製作工房
書籍|新書判
62ページ
0円
2016/08/14(日)発行
WEB発表の即興・無配シリーズ。
フリーワンライ参加作品。10作収録。第六弾

SFあり、ファンタジーあり、リアルあり。
即興ならではの何処に飛んでいくのか分からないスリルを
お気軽にお楽しみください。

収録
 私の仮面
 アメンボ探しの夜の色
 キミが見た空
 大人になるまで待って
 白雪の惑い
 倍音の愚者たち
 キミのラブストーリー
 私のカラフル笑顔
 星の流れる場所の君へ
 明日を夢見る責務
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【百合マップ】晩年のままごと

E-02 (現代)
オカワダアキナ

ザネリ
書籍|新書判
132ページ
500円
2016/07/18(月)発行
女のままで女を愛したいけど、あの子に射精したい。こんな執着をどうか笑って。

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[あらすじ]
生方里奈、旧姓・片瀬里奈。結婚してもしなくても、あだ名はカタリナ。
聖カタリナはキリストと婚約し殉教した女で、この大層なあだ名はこれまた祈りの名を持つ三角霧枝━━キリエから与えられた。
キリエに本当の恋をすることができたら、どんなによかったろう。抱き合ってなお、身体は遠い。

その夏、東京都23区には白鳥が襲来した。生まれつき心臓が右側にあるカタリナは、先の見えない日々を過ごしていた。
浮気者の夫をやりすごし自分もまた弟と関係する、どうしようもない毎日。
「ほんとうの愛とか情熱とかを傾けられるものがあったら、こうはなっていなかった。どうしてこうなった? きっと、心臓が右で、まちがったデザインで生まれてきてしまったからだ」
旧友・キリエと再会し一緒に暮らすことになったが、そこへ白いおとこが加わり”晩年”は奇妙な方向へ転がっていく。もの言わぬ同居人、身長180cmの骨格模型━━。
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※同性・異性間の性行為に関する描写を含みます。直接的・詳細な性表現はありませんので、年齢制限は致しません。
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ヴェイパートレイル

C-17 (ファンタジー)
凪野基
灰青
書籍|文庫判(A6)
90ページ
300円
2016/03/21(月)発行

二本の腕も、大地を踏みしめる足も、
脆弱な肺も、翼なき背も
空を飛ぶには何の役にも立たなくて
だからこそ想い、希い、祈るのだ
ひとつきりのこの心で

少年少女とヴァイオリンとモラトリアム「いざよいの夏」、
猫とアンドロイドをめぐる死と再生の物語「ピートの葬送」、
飛行機乗りの心の一線を描く「雲曳きの配達人」、
空飛ぶクジラと喋るペンギンのフロンティアSF「宇宙船クジラ号」の4篇収載。
表紙は特殊紙(ヴィンテージゴールド)にモノクロ印刷、オビつきです。
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みにみす?

E-13 (ミステリ・推理・ハードボイルド)
乃木口正
妄人社
書籍|文庫判(A6)
76ページ
500円


~電車の待ち時間。

TV番組の合間。

寝付けない夜のひと時。

いつでもどこでも、どこからでも楽しめる、

七つのミニ・ミステリ~

掌編ミステリ集
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フラワーカフェ~花結び~ 

鶴亀七八

とまりぎ-梟
書籍|文庫判(A6)
300円
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雲造探偵事務所事件録

D-03 (ライトノベル)
Tanaka
鳴かぬ一羽の杜鵑
書籍|文庫判(A6)
128ページ
500円
2016/10/08(土)発行
3方向を山に囲まれた村で、1人の少女が亡くなった。
喪に服す小さな村から、その遺体が消えた。
警察が匙を投げた事件を解決してもらう為、少女の友が訪ねたのは
帝都にひっそりと門を構えるとある探偵事務所。
「お願いします、お嬢様を探してください」
必死に頭を下げる少女に、探偵は言った。
「貴女の依頼、引き受けよう」

村の異様な伝承と、神隠しの謎。
大正時代、ミステリー風ライトノベル
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魔女の倫理と君の理由

ミニ-03 (その他)
塔守
塔幻推理文庫
書籍|その他
382ページ
2,400円
2016/04/01(金)発行
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歩みを寄せて

ゼロタビト
A-14 (ファンタジー)
アンソロジー
書籍|文庫判(A6)
298ページ
900円
2016/10/08(土)発行
歩幅の違う足並みを揃えて、物語が綴られる。
「おっさん×少女」をテーマにいろいろなおっさんと少女が織り成す25作の掌編小説アンソロジー第2弾

この「おっさん×少女掌編小説アンソロジー」は『いろいろな「おっさん×少女」作品を「空いた時間にさらっと」読みたい』という願望から生まれました。

執筆者(敬称略)
凪野基 / 夕凪 / 風城国子智 / 木村凌和 / まるた曜子 / 青波零也 / みゃっこ / 斉藤ハゼ / 赤柴紫織子 / マンノン / たつみ暁 / 一色 和 / 紙箱みど / 帰鴉 / 梅川もも / 領家るる / とや / 飛瀬 貴遥 / ウッパ / 奈木 一可 / 落山羊 / せらひかり / 宇野寧湖 / 呉葉 / テリハ鷲連

カバーイラスト(敬称略)
トナミショウ

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忘れ物はなんですか?

E-16 (ミステリ・推理・ハードボイルド)
ソルト佐藤
手打ちそば四畳庵
書籍|A5
44ページ
100円
犯人ではなく、忘れた『物』を推理するヘンテコ本格(?)ミステリ。
『遺失物管理委員会活動日誌』のその1です。
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ココロブレンド

C-05 (恋愛)
みすたーえむしー
MET
書籍|A5
16ページ
200円
何となく訪れた喫茶店で口にした、店主の娘が淹れた特製ブレンドコーヒー。そのコーヒーは、単に複数の種類のコーヒー豆を混ぜたものだけではなくて。首都圏ローカル私鉄沿線の、小さな喫茶店の物語。
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白の垣間見

C-13 (ファンタジー)
藍間真珠
藍色のモノローグ
書籍|A5
40ページ
300円
2011/05/05(木)発行
ライトなSFファンタジー。
見習い研究者のリーツは、喧嘩真っ最中のセレイラとともに『外』へ見回りに出る。そこで二人が目にしたのは、謎の白い宇宙船だった。

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Dear My Master

E-15 (ミステリ・推理・ハードボイルド)
青銭兵六
POINT-ZERO
書籍|A5
324ページ
300円
2011/12/31(土)発行
ハードボイルド調探偵小説、ジェフリー=クロウズ・シリーズ総集編の第3弾、完結編です。第9話「墓場デ唄ウ女」、第10話「ノー・スウェット」、第11話「子供ノ情景」、第12 話「クロス・ロード」、第13話「Dear My Master」を収録しています。各話はリンク先の当サークルwebサイトで冒頭部分が立ち読み出来ます。

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純文学アンソロジー

A-02 (純文学)
崩れる本棚
書籍|A5
74ページ
300円
2016/03/21(月)発行
崩れる本棚が純文学と大上段に構えたアンソロジー本
寄稿者
崩れる本棚
ウサギノヴィッチ、Pさん、そにっくなーす

羊網膜株式会社
遠藤ヒツジ

ヲンベルペコネ
落山羊

メルキド出版
松原礼二

高橋己詩

 

無償

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藍色のモノローグ information No.22

C-13 (ファンタジー)
藍色のモノローグ
藍間真珠
書籍|A5
38ページ
0円
2016/10/08(土)発行
SF、現代風ファンタジー「white minds」本編未読可の番外編の他、
既刊紹介などを掲載したサークル情報冊子です。

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続き物長編小説応援企画「長編上等」 とーとつ★ばっすい集

藍色のモノローグ
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神域のあけぼし(第一話お試し版)

D-12 (ライトノベル)
夕凪悠弥
書籍|A5
12ページ
0円
http://ncode.syosetu.com/n949
2016/07/18(月)発行
魔法使いが治める国「アルフ・ルドラッド帝国」。魔竜の襲来を受け、人々が救世神の再来を希求したとき、天空から現れたのは――鋼鉄の巨大戦艦だった! 剣と魔法の世界に現れた、航空戦闘母艦「あけぼし」。そこへ一人の少女が生贄として捧げられた時、運命の歯車は大きく動き出す! これは、遠い未来。地球から遙か離れた惑星での、二つの星の出会いと激突の物語。

※WEBで公開中の作品を最序盤のみコピー本で無料016/07/18配布します。

 

景品

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机上小説家特典読書アンソロジー

机上小説家
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#創作文芸:*.jp 10th Aniversary”revenge”&”challenge”


300字SSポストカードラリー

 

 

実績

翔兎乃音(300円)

知り合い1
通りすがり3
相席2
計6冊

 

From AI to U(1000円)


知り合い4
企画関係者1
相席1
通りすがり2

計8冊

 

余波~『君の名は。』を受けて~(折り本・無償頒布)


知り合い2
通りすがり6
計8冊

 

私じゃない私(ポストカード・無償頒布)


お買い物代行18
知り合い3
通りすがり8
計29枚

 

来客アクティビティ

1時台に8人(知り合いは3人)
12時台に3人(知り合いは1人)(途中退席あり)
13時台に4人
14時台に1人(途中退席あり)
15時台に1人(委託)

合計16人(委託を取りに来た人は省きました)

 

感想

 第四回テキストレボリューションズ、お疲れさまでした。

 個人的には、思ったより売れたし、イベントそのものにコミットできたかなと思っています(コミットって使うとちょっと前まで「村上春樹っぽい」って感じだったのに今だとライザップみたいですね。使いやすい言葉なので、早く廃れないかな)。

 前回文学フリマで十三冊捌けたことと比較すると、テキレボの規模はだいたい文フリの七分の一から八分の一程度だと思ってますので(単純にブース数での比較)、三、四冊くらいかもしれないなーなんて見込んでいたところ、新刊八冊、既刊六冊は決して悪くないと思います。合計すれば超えてますし、楽観的に言えば文学フリマで売ったら七倍になる? 七〇冊!? いやいや。まあ、よう売れたかなと。

 テキレボの特徴として挙げられるのは有志企画でしょうね。自分は「300字SSポストカードラリー」、「作品紹介アシスタント」、そして「おっさん×少女」企画さんに参加させていただきました。どれも八月の末頃に見つけた企画でして、他の企画はあらかた募集が終わっていたかと記憶しています。もしも企画に参加したいのであれば、概ね本番の三ヶ月前から動き始めれば十分ってところでしょうね。

 あと、これがテキレボの特徴なのかはわからないのですが、立ち読みされる方はだいたい買われましたね。たぶんなんですけど、文学フリマなんかと違って全員必然的に電子カタログであたりをつけてから来られるので、ある程度事前に絞れているのかなと文学フリマなんかだと一章まるまる読んで「ごめんなさい」って言われることもしょっちゅうでしたね。テキレボは、今回で言えば来客数=購入者数です。

 十一時に始まって、十二時、十三時に来客が集中するのはある程度予想はできましたが、思ったより偏っていました。今回だけかもしれませんが、あんまり夕方にブーストがかからないなと。これもまたおそらくなんですけど、ラリー系の企画は終了の一時間前(十五時頃)に集計作業に入りますので、それ目当ての方もいなくなってしまうのかなと思いました。実際十五時過ぎたら撤収する方も多かったですね。

 それと、僕はミニブースという区画で出展いたしました。これは、イベント参加経験の浅い方(三回以下、だったかな)を対象にした区画で、参加費用が少なくて済む代わりに狭い机と椅子一台だけが使用可能というものです。どれくらい狭いかと言うと学校の生徒用の机程度でしたね。必然的に飾り付けは簡素になりがちです。あと、要するに売るのになれていない方々が集められているので、他に比べれば区画全体が静かかなーと(人のことを言えた立場じゃないけども)。

 ただ、先ほどの推測どおりなら、テキレボはカタログに掲載する情報の重要度が高いです。飾り付けや品数で太刀打ちできないなと思っても、丁寧に情報を開示していけば、十分に関心を引ける。そして数多ある企画は、とりあえず参加するというよりも、自分の作品、作風についての情報開示の一環として活用するものと考えた方が良い。そんなことを、打ち上げの席で他の出席者とも話しながらぼんやり考えておりました。

 総じて、初めてのテキレボ。文学フリマとはまた違う、やれるだけのことはやってみるという独特なイベントだなと思いました。運営側の今後の活躍に期待し、折を見て参加したいと思います。

 以上、一参加者の感想でした。