きれいな文章についての本を衝動買いした。
日経ホームマガジン 美しい日本語と正しい敬語が身に付く本 新装版
- 作者: 日経おとなのOFF
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2015/04/16
- メディア: ムック
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文章の練習になるかなと思って購入した。和語の話ももちろんあったが、メインは敬語の使い方だ。もともと40から50歳代のおとな向けの雑誌のようだった。考えてみればネットとの向き合い方が妙にほほえましかったような。
学校で習った敬語の分類は忘れるように、と書かれていた。似たような注意事項を別のどこかで見たことがあるような。あの尊敬語・謙譲語の分類は学問上でも改められているのかな。
ほかの特集では、ワインの表現が面白かった。味だけじゃなく、食感、余韻、コクなどを表す言葉がそれぞれたくさんあって、それを紹介してくれている。気に留めておいたら今後楽しめそう。
冊子の終わりの方で井上荒野さんの文章についてのインタビュー記事が載っていた。おためごかしな文章を書こうとして父である井上光晴さんに激しく糾弾されたエピソードが、印象的だ。感性の大切さが感じられる。
取り上げはしないが面白いと思う個所は他にもいくつもあった。すっきりした文章を書きたいと思っているからこそ楽しめたのだろう。衝動買いで900円近くしたのは少し痛手だったけど損な気はしない。多分なんどか読み返すと思う。