【エッセイ】可処分時間
読書記録にはブクログというサイトを利用している。
特に深い理由があるわけではない。強いているなら読書メーターは他人との交流を勧めてくる感じがしてつらくなり、ブクログに移行してそのままにしてある。
そのブクログで新年早々から今年の読書目標を立てよう、みたいな設定ができるようになっていた。
デフォルトでは月に10冊読むことになっており、もちろん上下はできるし、期間の幅も設けることができる。
月に10冊。なんかどこかでそんな目標を聞いた気もする。
本1冊の厚さとか、分冊の扱いはどうするんだとか、いろいろ気になるところはあるけれど、実際につき10冊読むにはどれくらい時間を費やせば良いんだろう。
僕が読書をするときの速度は概ね100ページ/90分だと思っている。
これは経験則で、文章の読みやすさや気分によって変わってくるけれど、体感としてこうなる。1分につき1ページと少し、という意味合いでもある。
このページ数が300~600くらいあるとして、ざっくりかけ算すれば、270分~540分、つまり4時間半~9時間を1冊に費やすということになる。
3日で1冊を読み切るとしたら、1時間半~3時間? おお、なんだか思ったよりも現実的な数字になった。
しかしなあ、世の中にいったいいくつの娯楽があるというのか。
読書だけでそれほど時間が割けるには、誘惑が多すぎる。
だいたい今は時間外で執筆しているわけですし、それだって体力の残り具合で集中力が上下する。
月10冊など夢のまた夢。5冊程度で妥協する。
6日に1冊、1日に45分~1時間半。
これくらいなら、どうにか捻出できるかな、と思っていたのだけれど、どうでしょうね。