雲に鳴く。

趣味の小説書き、雲鳴遊乃実のブログです。個人サークル『鳴草庵』

病院に行ってきた話。

 朝からとんでもない腹痛があり、職場に着いてからもまったく引かなかったので、早引けして近所の病院へと直行した。

 診察を受け、念のための血液検査やら練度兼写真撮影やらをした末に、『過敏性腸症候群』じゃないかと言い渡された。肉体的にはまるで異常は無いが、腸が機能障害を起こしているという。押し流すタイプとため込むタイプがあり、僕のは後者のようだった。断定ができないのは、病気では無いのでそう診断を受けたわけでは無いからだ。「スマホあるでしょ、それで検索してみて、対処して」などとも言われた。実際薬でどうにかなるものでもないのでそう言わざるを得ないのだろうか。

 下剤だけをもらい受け、ぶらぶらと半日を過ごした。昨夜とは打って変わっての真夏の日差しに、うっかり長袖を着てしまった僕の発汗は止まらなかった。外にいては体力を消耗されると室内にこもり、ひたすらよこになって休んでいた。

 病気でも無いうえに原因も不明であるらしい。生活習慣だとか、ストレスとか、考えられるものはいくつかあったが、決定打とも思えない。仕事のストレスならば、落ち着いてきた今更になって発症するのは奇妙に思える。最近は夜更かしが続いていたので、そのせいもあるかなと思いつつ、複合的な理由だろうなとも思う。

 そういえばこの症状に似たものを僕は旅行先でたびたび経験している。長距離を移動した後はとにかくおなかがいたくて喫茶店で休むことがよくあった。過敏性腸症候群のサイトには旅先でも起こりやすいとの記述もあり、体質のせいだったのかと納得する。

 腹が膨らんでいる感じは書いている今も相変わらずだが、原因不明のときよりも気分がよい。たんなる思い込みかもしれないが、わけのわからんときはひたすら苦しかった。最近ムリをしていたかと考えると、やっぱりそうかもしれない。今夜はゆっくり本を読むことにする。