雲に鳴く。

趣味の小説書き、雲鳴遊乃実のブログです。個人サークル『鳴草庵』

5月13日頃の日記

 ブログは発表の場なので構成を考える時間が必要、と『スマートノート活用術』的な本で岡田斗司夫さんが書いていた。以来記事を書くのにも時間をかけるようになった。だけど日記のようなものもできれば書き記しておきたい。なので発表とは別という意味で『日記』のカテゴリーをつけ、備忘録、あるいはもっと緩い何かとしたい。

 だいたい日記というものも名前がよろしくない。一日の終わりに書ければいいが、油断すれば日付はすぐ跨いでしまう。真面目に文章を書く体力だって残っていない。本を読んでいる最中でも目が霞んで頭が回らなくなれば、「こんなんじゃ本が読めない!」と『レナードの朝』みたいな憤りを感じてしまう(またずいぶん不謹慎な例で申し訳ない)。そもそも一日にそれほど書くことが無い場合もある。それらの不安を総括して、日記の日付の「頃」の文言を付した。ここまで緩やかな土壌を作ることでようやく日記が続くのではないか、と淡い期待を抱いている。

 

 5月10日(日)に風邪を引いた。喉にくる風邪であり、声がでにくい。時間が経つにつれていがらっぽくなる。堪らなくなり休日診療所へ駆け込んだが、薬が一日分しかもらえず、「あとでかかりつけ病院に行ってください」などと言われてしまった。翌日から二日間別々の出張が入っていたので不安はあったが、どうにか切り抜けて今に至る。病院には5月12日(月)の夕方に、七時まで営業している場所を見つけたので、そこに寄った。薬はすこぶる良く効いている。

 薬がもらえない間に漢方薬を買ってみたり龍角散のど飴をなめたりしていたがあまり効果はなかった。思うに僕の病状はそれらに不釣り合いな重さだったのだろう。もっと軽い乾燥なら効いた気がする。

 

 5月12日(月)の朝、twitterでやりとりしている最中、唐突に服装に興味を抱いた。同じ日の昼間に大宮のBOOKOFF+で古着を眺めていたが、ぴんと来ずに結局200円のボディポーチ(言い方がわからない。腹に巻くやつ)と本を八冊買った。本は太宰治やら三島由紀夫やら、それとタイトルがいいなと思ったものがいくつかである。思ったより買った。まだ病院に行く前の話である。

 その日の夜、服装についてネットで調べ、やっぱりお店にいかないとどうにもわからないと思った。できれば都会に出たときに服屋を巡りたいが、うまい買い方についてはまだ調べ途中だ。そもそもお金の方もあまり余裕が無い。

 

 5月13日に定期購読している『JAZZの巨人』の三冊目を買った。ジョン・コルトレーンの特集第一号(第二号は半年後)。テナーサックスにもかかわらず高音域を果敢に操っているそうだ。対談に小説家の今野敏さんが登場していた。話の中に現れていた『マイ・フェイヴァリット・シングス』は、youtubeで聴けるものと同じなのかな。付属のCDを取り込み、夜に聴いた。