雲に鳴く。

趣味の小説書き、雲鳴遊乃実のブログです。個人サークル『鳴草庵』

八月十四日の備忘録

 今日、清水義範と清水良典を混同していたのがわかった。清水義範という名前を先に知ったのだが、もしかしたら私が今まで見てきた清水義範のうち、何割かは清水良典であったかもしれない。私の読んだ小説指南書の作者と、宮部みゆきの『R.P.G.』に解説を載せていたのは清水義範で間違いないだろうが、他の記憶は定かではない。

 『群像』二〇一四・九月号の『デビュー小説論』(清水良典)では高橋源一郎が取り上げられていた。『さようなら、ギャングたち』はいずれ手に取って読んでみたい。

 その論文の終わりの方では谷川雁に触れている。六十年に刊行された『谷川雁詩集』にて、「私の中にあった『瞬間の王』は死んだ」と書き、以後の詩作をやめたそうだ。この方のことも気になるので、備忘録に添えておく。