雲に鳴く。

趣味の小説書き、雲鳴遊乃実のブログです。個人サークル『鳴草庵』

内省

【非感想】『漫画 君たちはどう生きるか』を読んで

漫画 君たちはどう生きるか ちょっと精神的にモヤモヤした気分に乗せられ、購入した。前々から気になってはいたものの、どうせ自己啓発の類いだろうと思って忌避していた。 自己啓発であることは疑いようがない。でも感得するところはあった。 特に興味を引…

批判について

好きな小説は何ですかと聞かれたときには割とすぐに答えられるけれど、嫌いなのはどうかと聞かれるとなかなか上手くは答えられない。 もしも質問主の好きな作品を否定してしまったらどうしようとか、そういう後ろめたさからくる感情ではなくて、嫌いな作家と…

コンセプトについて

初めて即売会に参加したとき、最も苦労したのは、自作の説明を求められたときだった。 そのときに頒布していたのは、ネットで公開していた作品のうち出来の良さそうなものを寄せ集めた短編集だった。なおさら、どんな作品かと聞かれて、一言で答えるのは難し…

プロットについて

物語の筋立てをお勉強する書物は数多くあるし、僕も一時期嵌まっていくらか仕入れたことはある。読めば読むほどのめり込むし、物語のトレーニング法と称して簡易なフローチャートを勧めてくるものもある。当然これもやってみた。百個くらい書いたが、パソコ…

描写について

前の文章にあったあの描写の意味は、実はこういうことだったんだ。 この種の感想を抱かせる物語上の工夫には、布石や伏線などといった名前が与えられる。 綺麗に伏線を回収していくことは憧れであるし、何らかの工夫が上手くいってほしいものだと願う心境は…

小説を書く経緯

高校一年生のときに森見登美彦の『太陽の塔』を買った。記憶が正しければ、生まれて初めて自発的に小説を購入した瞬間だった。 自発的といっても、外圧が全くなかったとはいえない。僕の場合は進路指導の先生との面談で、高校生なのだから小説を読んでおきな…

夜だから独り言。

僕が中学生の頃、親からゲーム禁止令を言い渡された。ゲームの購入もプレイも禁止。当時持っていたニンテンドー64やゲームキューブ、プレイステーションのソフトは全て親戚に預けられ、帰ってくることはなかった。携帯ゲーム機は何故か家に置いてあった。だ…

抱負

あけましておめでとうございます。雲鳴遊乃実です。 2016年がやってきちゃいましたので、去年の振り返りと今年の抱負を書き記します。 振り返り ・input celector 2 昨年の初めにまず何があったかといいますと、添嶋譲さんのところの『文芸コンピレーション …

うしろむきの話

木曜日のお昼過ぎ頃から急に目の奥が痛くなった。パソコンの画面を三時間ほど凝視して作業していたための眼精疲労だったのだろう。祭りの脇道で、こめかみを突きながらとぼとぼ帰った。寝て起きて、まだ痛かったので、今日一日もきつかった。夕方過ぎになり…

まどろみに飲み込まれながら書き記す陳腐についてのささやかな呟き

事柄を逐一綴る文章が悍ましく感じられる。必要であると思って書いたはずなのだが読み返してみると必要ではない。必要であるにしてもそんなものを書くのはどうだろう。描いた傍から陳腐になって瓦解する。 事柄を説明することは多分に自己満足だ。説明したと…

本を読む

そういえば地元にはろくな書店が無い。 BOOKOFFと蔦屋書店とブックエースがある程度だ。品揃えは悪い。 隣のそれなりに大きな市のやつはどうかというと、これも駅構内にちょっと広めの書店スペースがある程度だ。 僕が暮らす埼玉北部は田舎なのである…

面白さ

僕の感想文はだいたい作品に対して肯定的だ。