2018-05-04から1日間の記事一覧
道尾秀介で思い出すのは、『向日葵の咲かない夏』だ。大学時代に読み、泥の中に沈み込んでいくような不穏さが癖になり、真実が明らかになったときは息苦しさを覚えた。後に弟に貸し与えて、あまり好意見が返ってこなかったことにモヤモヤもしたのだが、今と…
自分が初めて重松清作品に触れたのがいつだったか、実のところ曖昧だ。 大学一年生の暇な時期だったか、高校卒業間際の空白期間か、あるいはそれよりもずっと前のことか。 とはいえ最初に購入した作品は覚えている。地元の古本屋の、漫画コーナーにおいやら…