雲に鳴く。

趣味の小説書き、雲鳴遊乃実のブログです。個人サークル『鳴草庵』

自己紹介

雲鳴遊乃実と書いて「くもなきゆのみ」と申します。 趣味として小説執筆を継続中。 どんな活動しているの?→即売会で一次創作小説の頒布をしています。 文学フリマ(東京)【https://bunfree.net】 Text-Revolutions【http://text-revolutions.com/event/】 …

第七回文学フリマ大阪に出店します

文フリ大阪に初出店するので、その告知です。 概要 日時:2019年9月8日(日)11:00~17:00 会場:OMMビル(大阪府大阪市中央区大手町1-7-31) webカタログ 当サークル「鳴草庵」はC-08です。入口入ってちょっと曲がれば、います。 第七回文フリ大阪会…

読書するコツ

久しぶりにブログを書いてみたくなった。 今年の前半に書いたものは、続けようという意気込みが強すぎて、読み返すと少し恥ずかしい。 ただ、この意気込みと反動の負の連鎖は、今回のブログテーマにちょっと絡んでいたりする。 今回は本が読みたいけど時間が…

輪郭

大学時代、都内某区で周辺住民向けの運動施設に行ってみたことがあった。 数百円の使用料を支払って、ランニングマシーンで走ってみたら、あっという間に息が上がった。 脈打つ身体に意識を配り、ああ自分は確かに生きていたんだな、などと妙なことを考えた…

さえずらない日々

twitterをスマートフォンから削除して数日経った。ここで一ヶ月とか言えたらかっこつくのだけど、そんなことはない。日曜日からなので、二日だ。 何が嫌なことがあったというよりは、消してみようかなという試みで、今のところは何も不都合がない。 アカウン…

トランクス

8年間持っていたトランクスを捨てた。長い間履いていたからボロボロに、というわけでもない。どちらかといえば綺麗な見た目だ。実はサイズが合っていない。引きのばさないと僕の腰には到底届かなかった。 そのトランクスは大学時代の友人からもらったものだ…

【感想文】SPEED(金城一紀)

初めて読んだ金城一紀の作品は「GO」で、宮藤官九郎の映画版を見たのがきっかけだった。はちゃめちゃに面白かったのを憶えている。 小説の方は数年後に読んで、暴力性と無常観、それらを一本貫く精神性に非常に痺れた。 その「GO」をつい最近、といって…

【追悼文】平成バッドエンド(ひざのうらはやお)

平成30年11月、文学フリマ東京でひざのうらはやお氏のブースに赴き、「煤煙」を購入した。 どうして購入したのか書きたかったのだが、記録を漁っても一向に思い出せない。 僕は氏のブースをチェックしていなかった。 それ以前のイベントでもしかしたら無料配…

極めて個人的な第28回文フリ東京参加レポ

「なんでそんなまどろっこしいことしてるんですか」こんな不躾な質問をされたのは、今年の三月の話だった。テキレボ8が終わった直後の、とある昼下がり。相手は仕事の中でたまたま出会った人だった。だから、どんな人かも碌に知らない。 最近の僕は本を書い…

さよなら平成

僕は平成3年12月18日の生まれであり、一週間後の25日、ソビエト連邦は最後の最高指導者ミハイル・ゴルバチョフが辞任し、世界地図からその名を消した。 僕はこのエピソードが気に入っていて、生まれ年の話になるといつもつい口にしてしまうのだけど、大抵は…

【感想】ふしぎ荘で夕食を~幽霊、ときどき、カレーライス~(村谷由香里)

出来たての料理は、どれだけ簡易なものでも結構美味しくなる。 それが、自分が自炊生活を始めたときにまず驚いたことでした。 だったら朝食と夕食は全部手作りといきたいところだけど、時間も取れないし、料理すること自体にそこまで情熱を注げない。 結果と…

【イベント参加】第28回文学フリマ東京に出店します

標記のとおり、イベント参加の告知をいたします。 1.概要 日程:2019年5月6日(月)11時~17時 会場:東京流通センター 第一展示場(駅降りて左) ブース情報:鳴草庵(セ-42) 2.自サークル「鳴草庵」(案内図内の(1)) 新刊:C'mon Spice! https://c…

【エッセイ】jazzの興り

大学四年生のときに、友達からの誘いで他学部の授業に潜り込んだことがあった。 講義のテーマはアメリカ音楽。特にジャズとロックの話だった。 僕は音楽が不得手で、知識もなかった。 それでも興味が湧いたのは、大学時代を通してロック好きの友人がいたり、…

【感想】東京タクシードライバー(山田清機)

ミヒャエル・エンデの『モモ』には、時間貯蓄と称して人々から時間を奪う灰色の男たちが登場する。 私は『モモ』を読んだことがないけれど、経済的利益のために時間を犠牲にする現代社会への批判だという話はよく見かけるし、理解もできる。 『モモ』が上梓…

第8回テキレボ参加私的レポ

平成31年3月21日に第8回テキストレボリューションズ(以下、テキレボ8)が開催されました。 そのときのレポートを書き記します。 あくまでも私的なものなので、自分のことしか話しません。ご注意ください。 1.「火竜」初頒布 今回僕がテキレボに参加したの…

3.11

僕が小学四年生のとき、9.11同時多発テロ事件が起きた。「これは大きな事件なんだ」という意識を持った、初めてのニュースだった。 崩れるビルを映していたカメラマンが、近隣住民に腕を引かれ、ビルの中に入る。 外は危ない、吹き飛んでくる瓦礫で怪我…

取り留め

文章を書いているときに、何を書いているんだろう、って思う。 自分の書いた文章を眺めていても、どこに自分らしさがあるのかはわからない。 それでも書いているときは書きやすいときと書きにくいときがある。これもまたどうしてなのかわからない。 書きやす…

【感想】ゼノブレイド2

経緯 一年半前、Twitterのフォロワーからの紹介でゼノギアスをプレイし、半年ほど掛けて攻略した。 そのときの感想は自分のTweetを貼りつける形で残してあるので、この記事の最後に触れておく。 いわゆるゼノシリーズに手を出したのはそのときが初めてで、ス…

【イベント】第8回Text-Revolutionsに参加します。

久しぶりのイベント参加だ!!! 標記のとおり、テキレボ8に参加しますので、その旨告知いたします。 情報が追加されましたら、その都度このページを更新いたします。 イベント詳細 第8回Text-Revolutions 日時:2018/3/21(木・祝) 11:00~16:00 場所:…

【エッセイ】詩と学術とポッキリ

積ん読本を眺めてみれば、詩と学術本が目立つ。 終わりが見えないというか、読み通してもまた読むかもしれないと、思ってしまうからだろうなあ。 詩などは巧妙に、これを持って旅に出ようなんて帯文が付されていて、こんなこと言われたら捨てられないだろう…

【エッセイ】aとOKとら抜き言葉

" I am ~ " って " I'm ~" って省略するじゃないですか。 あれって英語圏のどこかの段階で省略する勢が多数派になったんだと思うんですけど、 そのときもa省略する奴許すまじって感じの過激派っていたんですかね? 「a抜き表現だ! 是正してやる!」みたい…

【エッセイ】綺麗と曖昧

星がキラキラ光る、というとき、キラキラという音は聞こえない。 この「キラキラ」は擬態語で、光るに掛かる副詞であり、明滅する様を言葉で表したものだ。 擬音語、擬態語は日本語では特に多く、その数は英語の3倍から5倍とも言われている。 このことから…

【エッセイ】可処分時間

読書記録にはブクログというサイトを利用している。 特に深い理由があるわけではない。強いているなら読書メーターは他人との交流を勧めてくる感じがしてつらくなり、ブクログに移行してそのままにしてある。 そのブクログで新年早々から今年の読書目標を立…

【エッセイ】会話

結構な昔、人の話を聞いていると創作に役立つと聞いて、人の会話に聞き耳を立てていた時期があった。 喫茶店や電車の中、たまたま同じ方を向いていて、声を拾い易い人とかを対象にしていた。 一番多く聞こえてきたのはお金の話で、アルバイトから投資の話ま…

【エッセイ】夕焼けと青空

自分で小説を書いているときに、よく景色が夕焼けになってしまうことがある。 学生が主人公なら、放課後がちょうど夕焼けの時間だから、無理もないのかもしれないけれど、そうでない場合にもちょくちょくあって、なんだかね。 そんなにこだわりがあるとも思…

【エッセイ】飴色と土気色

浅田次郎の小説を読んでいたときに、「飴色」という描写が連続して登場したことがあった。 飴色は知らなかったのだけど、読み飛ばすのも気が引けて、調べた。 僕の中で、艶っぽい茶色としか表現できなかった色が、あのときから飴色と呼べるようになった。 大…

【エッセイ】TRAIN-TRAIN

昔、予備校の倫理の授業をDVD受講していたとき、講師の人が突然THE BLUE HEARTSの話をし始めたことがあった。 話の流れは全く憶えていない。とにかく突然、何かに憑かれたようにして、TRAIN-TRAINがどれだけ素晴らしいかを語り出したのだ。 おそらく授業と直…

【エッセイ】街路樹

社会人になり、最初の赴任先は敷地内に緑が多かった。 「ここにいたら植物の名前を覚えるかもよ」などとの話を聞き、それは創作のネタになるなあ、などと内心喜んでいたのだが、実際の効果はどうだろう。 この幹は桜っぽいなとか、それくらいのことはさすが…

【エッセイ】雨と青空

何かの映画のオーディオコメンタリーで、雨のシーンで本物の雨に降られて迷惑だったと苦笑する場面があった。 作品の中に登場する雨は、そこには陰惨さとか悲壮感とか葛藤とか、あるいはもっと単純にそのとき雨だったことが布石・伏線になっていたりとか、と…

【エッセイ】包丁と飛び出し

たとえば包丁を使い終わって、シンクの傍に一旦放置する。 鍋をいじったりと別のことをしていると、包丁のことが気になってくる。 今足に落ちてきたら大変だよな、なんてことを考えて怖くなって、さっさと綺麗に拭いて片付ける。 そんなことを繰り返している…